こんにちは、山内です。
普段、加工食品を食べないように気をつけていますか?
カップラーメンなどの加工食品だけでなく、現代では様々なものに添加物が含まれており、私たちは知らないうちに添加物の害にさらされています。
加工食品に含まれる添加物は私たちの味覚をくるわせ過食にしてしまったり、代謝を下げてしまうものまであります。
この記事では、幼い頃から加工食品をなるべく食べないように教えられ実践してきた私が、加工食品をなぜ食べてはいけないかという理由についてご紹介いたします。
加工食品の害を知ることはダイエットをしたいと思っている方にも必見です!
こんな方におすすめ
- 加工食品って身体に悪いというけど本当?理由が知りたい!という方
- カップラーメンだけでなくどんなものにどんな添加物が入っているか知りたい方
- デトックス方法が知りたい方
- 「痩せたい!」と思っている方
目次
なぜ加工食品を食べてはいけないのか?
加工食品は手間がかからない、お値段が手頃だという理由から日々消費されることの多いものです。(加工食品の人口的な味の中毒性も指摘されたりもしていますね。)
しかしその人気とは裏腹に近年の研究で加工食品が健康に大きな害を与えてしまうことが分かっています。
なぜ加工食品を食べてはいけないのか?
その答えは「健康を害するから」です。
「そんなこと分かっているよ!」という方もこの記事を読んで加工食品の身体への影響を知ると、もう摂らないようにしたいと思うはずです。
加工食品は、意外と知らないあいだに摂ってしまっていることがあります。(甘い炭酸飲料、出汁、お惣菜など)
それほど加工食品は私たちのまわりに溢れています。
以下から、加工食品はどんな害を与えるのか?ご説明していきます。
加工食品とは
加工食品は以下のように分類されています。
一般的に身体に害があるとされる「加工食品」は「超加工食品」とも呼ばれるGROUP4のものが多いです。
GROUP2までは調味料なども含まれているため、日々の料理でも使用するとともにそんなに多くの量を摂ることのない食品です。
そのためこの記事では主にGROUP4の「超加工食品」のことについてお話しできればと思います。(抗酸化剤を加えたフルーツの缶詰や保存料を加えたドライ肉など、一部GROUP3も含む。)
超加工食品の害
米医学誌JAMAインターナル・メディシンに掲載された最新の調査(2019年)で分かったのは、「超加工食品を食べていると複数の原因で死亡するリスクが著しく高まる」ということでした。
この調査では、「超加工食品の摂取量が10%増えるごとに、全ての要因による死亡リスクが14%増加した。」ということが分かっているのです。
(※4万5000人近くのフランス人のデータを分析 https://forbesjapan.com/articles/detail/25754k)
死亡リスクが14%も増加するというのは、加工食品が健康に大きな害を及ぼすということが言えますよね。
死亡の要因となる病気は様々ですが、以下のような症状の原因となることはその他の研究などでも分かっていることです。
・がん全般のリスク増加に関係している
・代謝が下がる
・脳梗塞
・肥満
など
本当に様々なリスクがあるということが分かりますね。
それでは、その加工食品のどういったところがどう危険なのか?順番にご説明します。
1. 添加物の害
加工食品を食べることで身体に害となる最も大きな要因の1つが「添加物」です。
添加物に関して企業側や国の規定(企業の利益により操作されがち)で「身体に害がないことが証明されている」などという主張もありますが、数々の調査でこの添加物の害について分かっています。
菌の繁殖を抑え、食べ物を腐らせないようにするものなど摂って問題ないわけがありません。
ひとえに「添加物」と言っても様々な種類がありますので一部をご紹介します。
添加物の害
ソルビン酸、安息香酸
含まれるもの:加工肉や、はんぺん、かまぼこなど。保存料として使用
→発がん性が報告されている。
亜硝酸ナトリウム
含まれるもの:ソーセージ、明太子、たらこ製品
→『大腸がんになる可能性が高まる』と、WHO(世界保健機関)が公式発表。
グルタミン酸ナトリウム
味の素が生み出したうまあじ調味料。
※原材料表示は「調味料(アミノ酸等)」となっている。
含まれるもの:幅広い加工食品に含まれている。コンビニやスーパーに並ぶ多くの食品に添加されている。
→偏頭痛、緑内障を引き起こすと言われています。
参考:2002年に弘前大学医学部の研究グループ「The Medlineplus Medical Encyclopedia」
また、過剰に摂取すると神経細胞に障害をもたらすことが知られています。
参考:https://www.tmd.ac.jp/press-archive/20070618/index.html
スクラロース(カロリーゼロ人口甘味料)
有機塩素化合物とも表示され、猛毒のダイオキシンと同じ仲間。
含まれるもの:カロリーゼロのゼリーやジュースなど
→免疫力を低下させる恐れがあります。
アスパルテーム(カロリーゼロ人口甘味料)
含まれるもの:カロリーゼロのゼリーやジュースなど
→肝臓へのダメージが懸念。(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/50538)
味の素や食品企業の事情か「グルタミン酸ナトリウムは安全な成分」という意見もあります。しかし、たとえ直接的に身体に害を及ぼすわけではなかったとしてもこれを「美味しい」と身体に錯覚させてしまうこと自体に大きな問題があります。
これも後ほどどういうことかご説明しますね。
以上のように加工食品に含まれるそれぞれの添加物に危険性が見つかっています。
この他にも多くの添加物があります。
メモ
追記:○○エキスも怖い
カップラーメンなどの成分表示には必ず○○エキスという表示があります。
エキスにはチキンエキス、ビーフエキス、トマトエキス、酵母エキスなど様々な種類がありますが食品衛生法にエキスの定義はなく、どんな素材を使っているのか、また食品に含まれるエキスの量などについては、企業秘密にしている食品メーカーがほとんどです。
日本エキス調味料協会(約60社のエキス製造業者が加盟)が定めるエキスの定義は以下です。
「食品として用いられる農・水・畜産物を原料として、衛生的管理の下に抽出又は搾汁、自己消化、酵素処理、精製、濃縮等により製造し、原料由来の成分を含有するもの、またはこれに副原料、呈味成分を加えたもので、食品に風味を付与するもの」。
これを読むとますますエキスについての不安がつのります。
「自己消化」とは、牛、豚、鶏、魚などの生体が死後、自身の持つ酵素によって自分の体のたんぱく質が分解していくことなのです。自己消化が進んでいくと腐敗も始まります。
言い換えると、腐敗一歩手前の状態がエキスになっていることも往々にしてあるのです。
ビジネスジャーナル:https://biz-journal.jp/2016/04/post_14637_2.html
「エキス」はカップラーメン以外にもよく含まれます。注意したいものです。
味覚を狂わせる / 過食になる
添加物(主にうまみ調味料の)は味覚を狂わせるものだと言われており以下のようなことも言われています。
安い植物油や脂肪分を人工的に加えてジューシーさを増したハンバーグや、果汁という商品名でありながら砂糖を多く含んだ飲料など、見た目や味からは体に悪いと判断できない加工食品がこのセンサーを狂わせる一因であり、脳に快楽を与え、食べるのをやめると不安を感じさせるため、結果、人が自分で食べることを止められなくなるほどの中毒を引き起こす。
「加速する肥満 なぜ太ってはダメなのか」著者ディードリ・パレット氏 https://www.oks-j.com/brain/2017/03/16/170309/
タンパク加水分解物、酵母エキス、ブドウ糖果糖液糖などもその可能性があると言われていますが摂る頻度が多くよく問題にあげられるのは「うま味調味料(味の素)」と呼ばれる「グルタミン酸ナトリウム」です。
生化学学会では、グルタミン酸ナトリウムのことをニュー・トクシン(神経毒)と呼んで避けるべきものとしています。
この物質の問題点は「過剰摂取しやすい」ということにもあります。どういうことかというと...
グルタミン酸自体ルタミン酸ナトリウムはバイオ技術で純度の高い白い粉として使用されています。
すると昆布から取った自然なだし汁に含まれているグルタミン酸の量よりもかなり多い量が身体の中に入ってきてしまうのです。
人工的に作られたグルタミン酸ナトリウムは、塩や砂糖みたいに入れすぎると「辛すぎる」とか「甘すぎる」と味覚で過剰摂取を感じにくいことが問題です。
そのため過剰摂取をし続けていると段々と味の濃いものを好むようになってきます。化学調味料やエキスでつくられる加工食品の味は、非常に塩分が高く濃厚です。これを日常的に摂取していると、濃厚な味が当たり前になり塩分が高くないと満足しなくなり塩分を過剰摂取してしまうとともに食べ過ぎてしまうのです。
近畿大学医学部の森本宏医師によると、「敏感な人では3グラムのグルタミン酸ナトリウム(一般的なラーメン1杯に入っている量)でも、頭痛を自覚し症状は約1時間続く」とのことです。
人の味覚は順応しやすく、濃厚な味に慣れてしまうと自然な食材の風味が薄く感じてくるようになってしまいます。
「健全な舌」を取り戻し健康な食事を美味しいと思えるように化学調味料で作られた濃厚な味から離れることが大切です。
2. 塩分・砂糖を多く摂ることになってしまう
上記のように、加工食品は濃い味付けのため化学調味料と塩分を多く含みます。
また、塩分のみならず甘いものに関しては「果糖ブドウ糖」という甘味料が多く含まれています。(甘いジュースなどの成分表示で最も多く表示されているのが「果糖ブドウ糖液糖」ということは多いですよね。)
このブドウ糖果糖液糖は人工甘味料で自然界には存在しない不自然な糖です。
糖分はアンバランスな味を隠して、あまりおいしくない食品でも、食べたくさせてしまうという作用があります。
果糖ブドウ糖は人間の代謝機能を壊すことが分かっており、肥満や心臓病や脂肪肝(非アルコール性)などを引き起こします。
他にも以下のような害が引き起こされると言われています。
インスリン耐性
肥満(メタボリック・シンドローム)
糖尿病
血圧上昇(高血圧)
ビタミンとミネラルの枯渇
心臓血管の病気
肝臓の病気
癌
関節炎
通風
など
「どうしても甘いものが食べたい!」という時は人口の甘味料でも精製された白砂糖でもなく「てん菜糖」や「メープルシロップ」等自然なもので、かつ身体を冷やしにくいと言われる甘味料のものを選ぶと良いです!
3. 酵素が摂れない
加工食品では酵素をほとんど摂ることができないいうことも問題です。
酵素とはヒトを含む生物が、摂取した食べ物を消化・吸収・代謝したりすることに必要で、身体の中で起こるほとんどの化学反応には、酵素がなくてはなりません。
酵素は2種類あり、代謝酵素と消化酵素があります。代謝酵素は、体内でしか作られませんが、消化酵素は食べ物から補うことができます。限られた量の潜在酵素をムダづかいしないためには、消化酵素を豊富に含む生鮮食品を取り入れることが重要と言われています。
※酵素を口から摂取する必要性についてはまだまだ議論の余地あり。
この酵素は加熱調理されていない生の野菜や果物から摂取できますが、加工食品には腐りやすい食物繊維を含むもの(野菜や果物など)がほとんど使用されていないとともに酵素を含む生の状態ではないため酵素を摂ることができないのです。
酵素が足りないと免疫力が下がったり代謝が落ちて肥満になりやすいとも言われているのでできるだけ意識して摂りたいですよね。
しかし、強迫観念にとらわれない方が良い
以上のように加工食品は身体にとって全くプラスなことがないのでできる限り避けた方が良いです。
しかしながら、加工食品をいっさい口にしないようにするなどと「完璧主義」であるということも同時にあまり良くないと思います。
健康にこだわりすぎるとそれがかえってストレスになったり偏食になってしまうこともあるので、現状加工食品をよく口にするという人はまずはできる限り量を減らしていき「健全な舌」を取り戻すようにしましょう。
そうすれば自然と自分の身体に優しいものを美味しいと思えるようになっていくはずです。
デトックスするには?
なるべく摂らないように気をつけたとしても、加工食品を全く摂らないことは現代では難しい部分があります。
ですのでデトックスしてなるべく体内から添加物を出していくことも大切ですよね。その方法を次にご紹介しておきます!
・水を飲む
なるべく1日1.5リットル〜2リットル飲む。
→お水を飲むことで排泄が促され体内の水分を入れ替えることができます。
・運動して汗をかく
・入浴する
発汗を促すバスソルトなども◎。
・食物繊維を多く摂る
→酵素を持つ野菜を摂りましょう!
・プチ断食をする
週末の1日だけでも効果があります。
→デトックスの鍵となる臓器、肝臓を休ませてあげることは非常に重要です。
記事:【お肌本来の力を引き出す】美肌の秘訣は「代謝」にあり!【インナービューティ】でもデトックス方法についてご紹介しているので気になる方はぜひご覧くださいね!
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上、「なぜ加工食品を食べてはいけないのか?」ということについて書かせていただきました。
なるべく加工食品を避け、「健全な舌」を取り戻せばきっと自然に身体にとって良いものを選べるはずです!
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